ありがとマスターに聞け!
第三回 ヒマナイヌ 川井拓也さん

ライフスライスキットを発明したあの人

こんにちは、ニフティの黒田ことクリ田です。いよいよ2004年もあとすこしですね。さて、「ありがと」という言葉を大切にしている人たちから色々なお話を聞いていく「ありがとマスターに聞け!」ですが、今回も七音社のアキコ小川マーシャルことオボ川さんと一緒に、フシギな事務所を訪ねてきました。第三回目のありがとマスターは、ヒマナイヌの川井拓也さんです。

----------
川井拓也
メディアプランニング会社「株式会社 ヒマナイヌ」 代表取締役社長/クリエイティブプランナー。メディアをまたいだコンテンツ企画が得意。この10年でCM、CG、映画、衛星放送、街頭ビジョン、ブロードバンド、ウェブサイト、ケータイサイト、ケータイショートフィルム、ソフトウェア、データ放送などあらゆるメディアプランニングを実施。「体験伝達メディア:ライフスライス」で平成14年度文化庁メディア芸術祭「特別賞」を受賞。
*公式サイトはこちら
------------

オボ川&クリ田ですオボ川&クリ田です

第三回ゲストは川井拓也さん川井拓也さんと愛犬




ぼくに話しかけてください!


クリ田:
川井さんとは以前季里さんの「ありがとサンキュ〜」のインタヴューでお会いしたんですけど、あまりにもその時の川井さんのお話がおもしろかったので、今日は逆取材ってことで。
川井:どきどき。よろしくお願いします。
クリ田:川井さんは「ライフスライス」のプロジェクトで有名ですけど、カメラの他にもいろんなギアをいつも持ち歩いているんですよね。それも出会った人とコミュニケーションを取りたいばっかりに。
川井:いや、そうなんですけど、あ、そうだ、名刺入れ、新しくなったんですよ。
クリ田:あのデート印ついたやつですか?
川井:そうそう、あらたにタバコ入れふたつ買って来てマジックテープでくっつけて、このフォントのかっこいいデート印に、プラス名刺って感じで渡す時にパカッ、ガチャ、ポンってシステムにしたんです。名刺ってパーティとかで人に渡しても、自分もそうだけど、みんな忘れちゃうじゃないですか。そこから恋愛に発展してくとか、仕事につながるとかというのはあんまりなくて。でも、この「ファーストコンタクト」システムだと、ケースをあけたときの音とか、デート印押した時の印象を覚えておいてもらえる。
オボ川:すごーい おもしろーい
川井:この携帯だってそうですよ。ただ懐中時計をくっつけてるだけなんですけど。携帯にももちろん液晶時計がついてるけど、よく見えないじゃないですか。カフェのテーブルなんかに携帯置いてるだけで、「あれ、なんで時計がついてるんだろ?」っておもしろがってもらえる。で、留守電なんか聞く時に「あ、メモメモ」って思ったらこの携帯の後ろ、バッテリー入ってるところにポストイットを4・5枚入れておいて、このペンで書く、と。
オボ川:あ、ポストイットだー
川井:こんな話どうでもいいんですけど(笑)、人とできるだけ多く知り会えたり、流れの中でどうやったらスムーズにいくのかとか、日々いろいろ工夫しているわけです。


「ファーストコンタクト」システム名刺入れ左がいろいろ携帯で右が「ファーストコンタクト」システム名刺入れ

himanainu_180クリ田が昔いただいた名刺。右下がデート印





ワクワクってなんですか?


クリ田:で、こないだお話だけうかがった新しいカメラができたんですよね?
川井:そうそう「ワクワク」ってカメラなんですけど。プロトタイプがやっとできたんだけど、いまちょっと修理に出してるんですが、できた写真がこれなんです。
クリ田:ふふふ・・・フシギなカメラなんですよねー。
オボ川:・・・あれ?撮った人も写る?2枚いっぺんに写るんですか?
川井:そうそう。一度にあっち側とこっち側と2枚写真が撮れるんです。枠だけなんで「ワクワク」って名前つけたんですけどね。で、普通のカメラと違ってボディがなくてス抜けなんで、撮る人と撮られる人の目が合うんですよ。たとえば女の子がお母さんの写真を撮ると、女の子とお母さんの目が合っていて、できた写真は下を向いたお母さんと、上を向いた女の子の写真ができるわけです。
オボ川:へー!
川井:で、このカメラも形状がヘンじゃないですか。こういうヘンなもの持ってると、人って絶対声をかけてくるんですよ。旅行とか行くと絶対「なんだ、なんだ、それ?」っておっさんが現れて、「いや、カメラなんだけど撮ってみてくれる?」「いーよ、いーよ」って、できた写真におっさんも写ってると。で帰って来て「そういえば、こんなおっさんに撮ってもらったんだー」と思えて一石二鳥なわけですよ。
オボ川:ふたりで旅行いったときも、便利ですよね!
川井:あはは、まあ、いままでのカメラがもってた、レンズがせりだしてくる威圧感とかボディの男性的なものをすべて排除して、撮る人と撮られる人の間の緊張感とか垣根をなくしたい、と思って作ったんですよね。あと、かわいい犬が写ってるなー、と思って見てみると、撮ってる方はすごくこわがってるこどもだったりとか、木に止まったセミと少年が写ってるとか、そいうい世界観がワクワクするんですよねー。
クリ田:もう製品になるんでしたっけ?
川井:いま、いろいろメーカーさんをまわっているところです。
オボ川:早くできるといいですねー!
(次回1/14の更新につづきます)
川井さんのワクワクメモ川井さんのワクワクメモ

wakuwaku02ワクワクで風景を撮ると・・・

wakuwaku01そして犬を撮るとこうなります